月別アーカイブ: 2015年9月

レザークラフト、私の独学法④【型紙から作る】

今回は、私の型紙から作品を作る方法を紹介してみます。

個人的な感想ですが、手縫いの財布は長財布の情報(本・型紙)は結構見るし、割と前回紹介したレザークラフト、私の独学法②の構造が基本で後は装飾やちょっとした細工でオリジナルのものが比較的作りやすい気がします。

私も長財布に関しては、そういった型紙や本なんかで勉強しましたし、今もしてます。

短い2つ折りのハーフウォレット、ミドルウォレットなんかは情報が少ないような気がします。
私だけ?かな?ミドルウォレットはお店や型紙なんかで個性が結構出てて面白いと思いますが、
今回は、途中までですが、ハーフウォレットを型紙から起こす私のやり方を紹介します。

 

【1】まずはだいたいのサイズがわかってないといけないのであらかじめサイズを調べます。
今回は昔、私が使ってた財布を参考に作ってみたいと思います。
※別にコピーを作るわけではないので特に外形の縦横くらいをおえておけばいいと思います。
ハーフウォレット

 

 

縦9.5 × 横22でした。
ちなみにもう一つ似たタイプの財布を測ったら縦9.5×横24.5でした。

あともう一点、カードのサイズ(規格)をおさえておく必要があります。
クレジット・キャッシュカードなど
・85.60 × 53.98 × 0.76mm
定期券など
・85.0 × 57.5 × 0.25mm

外形とカードサイズ(規格)をまずおさえます。札の大きさは外形がわかれば大抵その中に納まると思うので別に気にしなくていいと思います。

 

【2】寸法を決め仮の型紙を作っていきます。私は一度紙で作ってみるのですが、この工程は別にいらないかなと思いますが、この紙を参考に型紙を作ります。

型紙

型紙

 

【3】この型紙を元に床革を裁断し、必要な部分だけ大まかに手縫いし、接着だけで形を作ってみます。ほぼ裁断と接着のみの作業なので1時間もあれば形にはなります。

レザークラフト

 

【4】多少修正が必要なところは修正して型紙を方眼紙に書き写します。

型紙

 

【5】型紙を元に正確なサイズでパーツを切り出し組み上げていきます。実際に手縫いしてみて作業工程を確かめます。

初心者

↓シールがあったので貼ってみましたw。なんかカッコイイ!
やっぱりオリジナルの刻印とかあったらいいなーなんて思ってしまいました。

型紙

良ければ、あとは型紙を元に自分の好みの革で作れば完成です。

 

【その他①】
今回はコインケースの部分が大きすぎて気に入らなかったのでもう少し修正する予定です。

途中ですが、コインケースのパーツのみ作ってみました。

型紙

レザークラフト

コインケースの幅を1cm狭めて容量を少し小さくしてマチの部分を分けてみました。マチは分けなくても良いような気もしますが、あとは好みですね。

ちなみに型紙も変更後を作りました。マチを外したのでもちろん型紙は本体とマチの2つになります。

変更前
型紙

変更後
初心者
実際は最後まで縫い合わせずにパーツごとで作っておいてクリップなどで止めて全体を見る方がいいと思います。

 

【その他②】
今回の財布のコインケースの部分は前回紹介したレザークラフト、私の独学法②のCのコインケースのかぶせ(ホック)の型紙をハーフウォレットに合うように修正して作っています。

↓長財布↓
レザークラフト

↓今回のハーフウォレット↓
独学
個々のパーツの構造がわかっていれば、後はそれに合わせて型紙を作れば良いので応用が効きます。長財布でパーツ構成を覚えるのが私のおすすめ学習法です。もちろん単体でコインケースの構造を覚えるのと何ら変わりません。後はそのコインケースを財布の大きさに合わせてに取り付けるというのが財布の作りの基本だと思います。

 

【余談】
今回のハーフウォレットは結構修正したい箇所があるのでもう少し改良したいと思います。

正直、独学でやってきたのでこのやり方がいいのかどうかわかりませんが、そんなに間違ってもいないのかなと思っています。

この前行ったレザークラフトのショップは初めてだったのですが、店主の方に聞いた話は商品のための試作品は余った革がたくさんあるから床革を使わなくてもたくさん作れてそこが強みだと言われてました。
現在作ってる商品の試作品も見せてもらうことが出来たのですが、8個目の試作品らしくてまだ商品化できていないみたいで凄くこだわりを感じました。

実際、お店を出されてる方に話を聞くのは刺激になっていいですね。

 

レザークラフト、私の独学法③【ラウンドファスナー】

 

ラウンドファスナーはここ数年本当に流行りを通り越して完全に財布の定番として定着したアイテムのひとつだと思います。

レザークラフトをやっていたら一度は作ってみたいと思う作品じゃないでしょうか?

ラウンドファスナーの財布って製作の難易度が高いと思われがちですが、ファスナーの取付のところ以外は前回紹介した長財布と変わらないです。

私は満を持して色々な小物から財布を作った後に集大成として挑戦したのですが、思っていた以上に簡単だったのでもっと早く挑戦すれば良かったと思っています。興味がある方は早めに挑戦してみる事をおすすめします。

簡単といっても一度は床革で練習することをおすすめします。
床革といっても使おうと思ったら全然使えます。

ラウンドファスナー

ラウンドファスナー

 

 

これも外装の緑の革も含めて全て床革です。床革もお店によって色々あるので一度聞いてみてはいががでしょうか。「床革ありますか?」でokです。材料費はファスナーの金額合わせても1000円以下で出来るのでたくさん練習しましょう。
失敗してもokだし、普通に作ったら材料費で7000円以上はすると思うのでとても経済的です。

 

【ファスナーの長さ調整の練習】

ラウンドファスナーの財布の場合、ファスナーの止めの部分は中に隠れても問題ないので、ここでファスナーの長さ調整を練習することをおすすめします。ファスナーの長さ調整が出来るようになれば、他の作品のデザインや自由度も上がると思います。

ラウンドファスナー

↑失敗してもファスナー止めは奥に隠れて見えない。

初心者

務歯(ムシ)の部分のカットはクイキリという道具を使いますが、レザークラフト専門店で買うと結構な値段します。そんなに使うものでもないので私は100均のワイヤーを切る工具で済ませています。もう少し良いのが欲しい人はホームセンターにも置いてあるのでそっちの方が専門店で買うより安く済むと思います。

独学

 

【ファスナーについて】

ちなみに、初めの方で作ったのはファスナーの取り付ける幅が適当だったので結構狭くなってしまいました。

初心者

その後、お店の人に聞いたらファスナーは生地の縫い目が変わってるところが境界線・目安(下図赤枠)とのこと。なんとなくわかってたけど、独学でやるとその辺が曖昧になってしまうので解らない事があったらお店で聞いてみるといいと思います。

独学

 

【ファスナーのサイズ】

今回紹介しているラウンドファスナーのファスナーのサイズはコインケースの部分が3号、外装の部分が4号です。サイズには別に決まりはないので、色々試してみると良いかと思います。また素材もいくつかあって、素材によっても多少金額が違います。

 

【ファスナー取付】

ファスナー取付に使われる木型の代用品として100均で購入したもので試してみました。

木型代用

 

【試作品】

ゆくゆくはスマホケース以外に小物や財布の販売もしたいのでラウンドファスナーの試作品もたくさん作って作品の型紙をストックしています。これもすべて床革で仕切りを付けています。この床革はよれよれで少し扱いにくかったです。床革でしっかり作りたい場合は初めにしっかりトコ処理しておいた方が張りがでて扱いやすくなります。

レザークラフト

独学

現在、ミンネで販売もしています。

 

レザークラフトをやっていてまだラウンドファスナーの財布を作ったことのない方は是非、挑戦してみてくだい。結構ハマりますし、少しレザークラフトに飽きてきた方、行き詰ってる方はもう一度火をつけてくれるかもしれません。

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【ラウンドファスナー木型のお話 2017年4月】

ラウンドファスナーコインケース製作のお話①

ラウンドファスナーコインケース製作のお話②

ラウンドファスナーコインケース製作のお話③(木型/自作)

ラウンドファスナーコインケース製作のお話④

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レザークラフト、私の独学法②

前回、レザークラフト、私の独学法①で床革で練習や試作をすることを紹介しました。

その床革で作った長財布の学習法をを紹介します。

長財布は主に外装、カードケース、コインケース、札入れからなります。
※今回パーツ毎に写真を撮るのを忘れました。ゴメンナサイ。

今回、様々な組み合わせでABCDの4つ長財布を作ってみました。実際、自分で作ってみないと想像だけでは上達しませんし、一度作ってみて構造さえ覚えてしまえば次回からかなりスムーズに作る事ができるようになると思います。

独学

4つの長財布それぞれ異なる構造の要素を入れて作ってみました。
A.

外装は差込ベルト、コインケースはマチ無、カードケースは横に2つです。床革で練習用なのでカードケースに線が残っても気になりません。

 

B.

外装はインレイで分かりやすく床革を黒く染色しています。コインケースは差込式のベルトで札入れは両側にマチのあるタイプ、カードは横に3つ。

 

C.

外装はインレイ?、イマイチこの作りの名前がわかりませんw コインケースはかぶせのホックです。ホックはレザークラフトをやる上で必ず使うと思うので金具と工具は必要ですが、やってみると良いと思います。カードケースは縦型です。レザークラフトの長財布では結構良く見る札入れかなと思います。個人的にはこのタイプの札入れはあまり好きではないですが・・・

 

D.

外装はコンチョとジャンパーホックの取付の練習が出来ます。コインケースはマチ付です。マチ付は広く開くので使いやすいです。覚えておいた方が良いと思います。カードケースは基本的には縦と横でのパターンが一般的かなと思います。あとはカードケースの数もしくは斜めにしたり、Rに切ったりして自分の作品にしていくと良いと思います。

 

今回の私が学習目的を考えるならこんな感じです。

初心者

基本的には構造や金具の取付方法をが中心でいいと思います。構造がわかれば次からスムーズに作れると思います。手縫いや穴あけなどの作業はもちろん重要ですが、床革を使って練習や試作をする場合、いくつか作って慣れてくると接着だけでどのような形になるのか見る方が一番いいような気がします。

今回はブログにアップするために作りましたが、1個当たり6、7時間掛かって疲れました。トコ、コバはもちろん何も処理はしてませんので穴あけも適当で糸がガタガタなのはご了承ください。

これだけ作れば後は組み合わせ次第だと思うのでたくさんのパターンの長財布が出来ると思います。
パターン(組み合わせ)の計算が良くわからないですがww 計算できる人は何パターン出来るか計算してみてください。

後はカービング、かがりとかを覚えればもっと数は増えると思います。ちなみに外装で初めメッシュ系の外装を作る予定でしたが、さすがに1.0mmの床革では難しかったですw

レザークラフト

今回は、4つ長財布を作ったのですが、240デシ1000円くらいの床革を全て使い切っていません。あと1つくらいは出来そうな感じです。通常はこのタイプの財布を4つも作ったら少なくとも革代は20000円以上はかかると思います。レザークラフト初心者の方には構造を覚える為にはとても経済的で良いと思います。

 

【最後に】
学習法の提案とは書いたものの肝心の型紙が無くてすみません。型紙は紙で持っている為、皆さんどうにかしてくださいとしか言いようがありません。いずれは、JWCADでまとめて作ってみたいとは思っていますが、いつになるかわかりません。

型紙

 

あと長財布の他にハーフ、ミドルウォレットやバックなんかもこのような形で紹介できればしたいと思っていますのでお楽しみに!

 

レザークラフト、私の独学法①

前回、レザークラフト初心者に学習法の提案をしてみたいと思っていたので紹介してみたいと思います。

正直、細かい事を教える程の技術も知識もないのですが、私もプチ挫折を経験しながら今も続ける事が出来ているのでその経験を元に紹介してみたいと思っています。

レザークラフトといえば代表的なものはバックや財布だと思います。私も自分用の長財布が作ってみたくて始めました。道具を揃えてキーケースのキットを1つ練習のつもりで作って次に長財布を作りました。

皆さんもこの辺で挫折するのではないでしょうか?

私はそうでした。

 

レザークラフトを長く続けるつもりで始めたのに自分の作りたいものを作り終えると次に作るものがなくなります。財布も何個もいらないですからね。知人が作って欲しい依頼してこない限り、かなりの人がこの辺で挫折するのではないでしょうか?

しかもレザークラフトを続ける上で一番のネックは革の値段ではないでしょうか?本来はたくさん作ってみて色々な作り方(構造)を研究しながら、自分なりの作品を作るのがレザークラフトの醍醐味の一つだと思います。

そこでおすすめするのが床革です。200デシ以上でも1.0mmくらいなら1000円くらいしかしません。通常は200デシ以上だと30000円くらいするんじゃないでしょうか?

床革

床革は銀面のない革で両面が通常裏側になる床革部分になります。銀面部分がなく耐久性には劣りますし、少々扱いづらいですが、練習や試作用には十分だと思います。

次は床革を使って長財布の種類を増やす方法を説明します。

レザークラフトの需要は?

先日、とても興味深いことがありました。

レザークラフトショップで革や道具を見ていたところ、20代くらいかな?女性の方が店内に入ってこられました。

店員さんとの話のやりとりが聞こえてきて、何でも財布作りとレザークラフト関連を1日で教えてくれるところを探してるって話で何軒かのレザークラフト教室を回ってきたんだけど、どこもお店指定のものを作るという形で1日では無理って言われたみたいな話をしてました。どちらかというと趣味というよりは手に職と言う感じで学びたいような話でした。

お店の方でも財布だと2日くらい通ってもらわないと説明を受けていました。ましてやレザークラフト全般を覚えるのは1日では無理と言われていました。

 

しかし、1日で教えて欲しいという女性にも事情があったみたいでレザークラフトを勉強したいんだけど、実は近くにレザークラフトを教えてくれるところがなくて岐阜から3時間かけて車で来て色々な教室を回って探しているという事でした。また小さなお子さんがいるらしく教室には何回も通えないって話でした。

今はレザークラフトに関する本、革や道具はネットで簡単に手に入るようになったけど学ぶという点では東京や大阪、愛知などの大きな都市部はレザークラフト教室は結構あるけど、レザークラフト教室の少ない地域の人は独学で学ぶ以外にあまり方法はないんだろうなーなんて思いました。

最近のハンドメイドブームもあってか全国的にみるとレザークラフトやりたい需要はまだまだ結構ある、もっと増えるんじゃないかなんて思っています。

 

ということもあって、今ちょっとiphone6ケース作りを中断しています。

私の目標のひとつに将来、クラフト教室を開いてみたいという思いがあります。
もちろんまだまだそのレベルに達してないと思いますが、自分なりにこうやったら覚えやすいのではないかなーというのを取りあえず、レザークラフトといれば小物(キーケース・パスケースなど)、財布、バックだと思いますが財布を使って提案してみたいと思っていて現在その準備中です。

教材、通信教育

私も独学で学んでるからこそ、その辛さはわかっているつもりです。でも割とレザークラフトを仕事にしてる人って独学の人が多いような気がします。

でもレザークラフトを学ぶ場が少ないのは事実ですね。どうにかしたい・・・